願いをかけるボージョボー人形, サイパン, 開運グッズ
南国のリゾート地、サイパン。
そのサイパンの人々の間に古くから伝わる願掛けの人形が、
ボージョボー人形です。
サイパン島を含むマリアナ諸島の先住民であるチャロモ族の人々は、何かを借りた時、いつか返すという意思をボージョボーの木の実を引き換えに渡すことで、伝えていました。
借りるものが、お金、親切、愛と、形を変えていく中で、引き換えに渡していたボージョボーの木の実も
人形の姿を型どるものと変化していきました。
そのボージョボーの木の実が形を変えた人形が今にも伝わるボージョボー人形です。
ボージョボー人形は、左に男の子の人形、右に女の子の人形がペアでならんでいます。
願掛けする願いごとによって、男の子の人形と女の子の人形、それぞれの結び方があります。
恋愛を成就させたい場合は、
男の子の人形の両足を結び、男の子の人形の右足と、女の子の人形の左足を結びます。
お金の運勢を上げたい場合は、
男の子の人形と女の子の人形の両手を身体の後ろで結びます。
浮気を防止したい場合は、
男の子の人形の右手と右足、左手と左足を結びます。
そして、結び終えたら、人目のつくところに人形を吊るします。
満月の日に、願いを込めて結び直すことで、効果が増大するとも言われています。
実際に人形を結んでもらえれば、
結ばれた人形の姿が、それぞれの願いを表しているように見えると思います。
右手と右足、左手と左足を結ばれた男の子は、確かに浮気できなそうに見えます(笑)
恋愛を成就させたい、今の関係を守りたい、など
恋愛に心配ごとがある人なら、相手の目のつくところに吊るしてみたらいかがでしょう。
このボージョボー人形は、ボージョボーの木の実で作られています。
木の実の大きさは、大体直径2〜3cmくらいで、
どんぐりのような色合いをしています。
ボージョボーの木の実で頭部、胴体部などを作って、
手足などは、ココナッツの繊維の先に、
ボージョボーの木の実とは別の小さい木の実を使用します。
ボージョボー人形は、サイパン旅行者のお土産としてとても人気があり、
生産が追いつかず品薄状態になることもあるほどです。
ボージョボー人形を作っている会社として「サイパン・ハンディクラフト社」が有名です。
サイパン・ハンディクラフト社製以外のボージョボー人形を
正規品ではない偽物と非難する方もおりますが、
古くから、個人工房でボージョボー人形を作り続けている職人さんもいらっしゃるので、
一概に偽物として扱うことには、賛同出来ません。
作り手の想いが込もったボージョボー人形なら御利益はあると思います、
私なら、作り手の想いが見えるようなお守りであれば、それでいいです。
ボージョボー人形が作られているサイパンは、
第一次世界大戦後に日本の統治下におかれました。
その影響で、今でもサイパンの年配の方には日本語を流暢に話す方がいらっしゃいます。
第二次世界大戦では、サイパンは日本軍の太平洋における主要基地の一つとして、日本軍司令部がおかれました。
サイパンは、アメリカをはじめとする連合国軍との壮絶な戦いの場となり、
住民を巻き込んだ戦闘によって多数の犠牲者を出すこととなりました。
第二次世界大戦後は、日本の敗戦により、サイパンはアメリカ軍の統治下におかれ、
現在もアメリカ合衆国の自治領となってます。
もう、サイパンの地が他国同士の闘争に巻き込まれないよう願うばかりです。
サイパンは、その世界有数の美しいビーチで、マリンリゾート地として確固たる地位を築き、
毎年、多くの観光客が訪れています。
サイパンの海は、時間によって、1日に7回海の色が変わると言われ、
その透明度は場所と季節によっても異なります。
厳しい時代を乗り越え繁栄したサイパンで、
美しいビーチを満喫し、恋愛成就のお守りボージョボー人形をお土産に帰ってくるなんて
素敵な旅だと思います。
ただ、今、持っている人から御利益(ごりやく)があったと聞いていて、
今の恋愛を継続させたい人、新しい出会いに踏み込みたい人、
恋愛を楽しみたい全ての人への贈り物、プレゼントとしてオススメ出来るお守りは、
持つ人の恋愛を実らせる、そんなお守りです。